こんな症状はありませんか?
以下の症状は、飛蚊症の症状かもしれません。該当していましたら、お気軽に当院へ受診してください。
- 視界にゴミや蚊みたいな物が見える
- 視界に紐っぽいものが浮かんで見える
- 視界の中に浮いている黒い影やゴミっぽい物が多くなった
- 急に視力が落ちた、見えにくくなった
- 視野が狭まった、視野の一部が欠けている
若い人でも黒い点が動いて見えることも…
視界に黒い点が動くのは、飛蚊症であるサインかもしれません。
飛蚊症は、目の中にあるゼリー状の物質である「硝子体」が濁ることで起こる症状です。網膜にそれらが映ることで、視界に黒い点や線が浮かぶのです。決して、黒い点や線が見えているわけではありません。
飛蚊症は年とともに起こりやすくなりますが、ストレスや疲労で活性酸素が増えて硝子体が変質すると、若年層の方でも発症する場合があります。
飛蚊症の原因はストレスもある…!?
私たちの身体はストレスを受けると、活性酸素がたくさん発生します。活性酸素の量が多くなると酵素による分解が追い付かなくなり、飛蚊症を起こします。
特に、パソコンやスマートフォン、テレビなどから発するブルーライトは、硝子体内に活性酸素を発生させ、飛蚊症を引き起こす要因になります。
黒いものが飛んで見えるときに考えられる病気
糖尿病網膜症
糖尿病の三大合併症の一つです。網膜の血管は極めて細かいので、他の血管と比べて糖尿病による影響を受けてしまいます。発症すると視界がかすんだり視力が下がったりします。最悪の場合、失明するリスクもあります。
ぶどう膜炎
発症すると、目の充血や視界のかすみ、眩しく見える、黒い物が飛んで見えるといった症状を起こす疾患です。
ぶどう膜そのものに炎症が起こって発症するケースだけとは限りません。血液の流れによって他臓器に炎症が起こったことが原因で、ぶどう膜に炎症が生じるケースも存在しています。ぶどう膜の炎症は網膜にも悪影響を及ぼすため、視力低下や失明のリスクも高くなります。
黒い点(黒い影)が気になったら
視界に黒い点や影が見える場合は、飛蚊症である可能性が極めて高いです。
年をとってから起こるケースが多く、その場合は老化現象の一つですので、あまり心配する必要がありません、しかし、網膜裂孔や網膜剥離、硝子体出血などのように、迅速な治療を要する疾患のサインとして起こることもあります。
中でも網膜剥離は、放っておくと視力が一気に下がる疾患ですし、最悪の場合失明する危険性もあります。